エド・ワイズ“マル秘レポート”ドミナントに関する個人的考察

注※これはべやろうのフロム脳が大規模コジマ爆発した偶像の産物で公式な設定は殆ど無くべやろうのフロム脳によって構成されています。ので読むさいにはご注意ください。

全てはあなたの判断です。

 

 

これらは全て、俺、エド・ワイズが個人的に調べ考察したものである。 

 

―――ドミナント―――

卓越したという意味を持つ。

元々はある学者が提唱した仮説で、何らかの先天的因子が原因で発生する常人を遙かに上回る戦闘適正を持った者のことを現し、その学者の仮説では嘗て存在した伝説的なレイヴンの殆どがこのドミナントではないのかと考えられていた。

だが、誰もがこの仮説を無視した。そんなものは机上の空論にすぎないと、だが、一部のレイヴンや企業の老人共はこれを否定しなかった。

彼等は知っているのだ、それが机上の空論では無いと。

俺達が居た世界は数世紀前に大災害という未曾有の災害が発生し、その災害は地上を生物の住めない場所へと変えた。滅びを回避すべく人類は地下へと避難する。

そして人類はそれから数世紀ほど広大な地下都市【レイヤード】で生活を送る。そして人類は長い歳月を経て再び地上へと帰ってくる。

だが、それはある【たった一人のレイヴン】による所為でもある。

そもそも“レイヴン”とは何か?

レイヴンとは元々は地下世界に於けるパワーバランスを均等に保つために存在していた。地下世界で唯一ACに乗ることを許され地下世界でもっとも自由な存在。それは企業やテロリストなどが大きすぎる力を持ちすぎず、人々のあらゆる意味での経済的、生産的なバランスを保つ為にある。そんな彼等を統括し管理していたのがレイヴンズアークの前身たるレイヴン仲介組織【グローバルコーテックス】である。そして更にグローバルコーテックス及びレイヴンや地下世界全てを管理していたのが、【管理者】と呼ばれる存在。

地下世界に於いて管理者は絶対的で神に等しき存在だった。地下世界の天候、電力、技術全てが管理者から齎されていた。

だが、ある時を境に管理者は突如人類に牙を向いた。地下世界の一部のライフラインを破壊し天候を狂わせ、自身の私兵たる実働部隊を各地に襲撃させるなどの凶行を行った。

人々は絶望した。だが、その滅びを受け入れようともした。それは自分達の世界の神とも言える管理者の決定ならば自分達はそれを受け入れるしかないと。

だが、それを良しとしない者達がいた。その組織は【ユニオン】と呼ばれる組織。彼等は各レイヴン達に依頼または自分達の部隊で管理者打倒を目指した。そしてユニオンは一人のレイヴンに目を付けた。当時のそのレイヴンはまだ中堅クラスのレイヴンだがデビューしてからアリーナでは無敗を誇り、任務では成功率100%を記録していた。

そのレイヴンが何を目的としていたのかは分からない。だが、彼あるいは彼女はユニオンの依頼を定期的に受け、目的のデータを保存している企業の施設を襲撃したり管理者の部隊と戦ったりあるいは嘗ての戦友さえ敵に回して戦ってきた。そのレイヴンの記録は少ないが記録の中でのレイヴンは否強化人間で任務や相手に対応したあらゆるタイプのACを乗りこなしていたとの事。恐らくはそのレイヴンこそが事実上の世界初のドミナントじゃ無いだろうか?

そしてレイヴンは遂に管理者を破壊し、人々は地上への切符を手に入れた。

そしてレイヴンは何処かに消えた。レイヴンが何所に行ってしまったのかは誰にも分からない。何処かの戦場で朽ちたか、企業の差し金により命を落したか分からないでいる。もしかしたら本当にレイヴン(渡り鳥)になったのかもしれない。

それと関係無いことだが管理者に付いても記述しておこう。

管理者はそもそも何故あのような事をしたのか? 勿論そんなことは誰にも分からない。これは当時の学者達の推測だが、人類を試したのではないのだろうか? 当時、管理者によって開かれた地上はまさにこの世の楽園に相応しき場所だったらしい。大災害によって傷ついた地上、それを長い間、管理者は監視していたのではないだろうか? そして癒えた地上に人類が再び立つことが出来るのか管理者は試そうとしたのかも知れない。

だが、そこに一つの不確定要素が存在していたら? それがあのレイヴンなのだろう。管理者が望んだのは人々が一丸となって協力しあい危機を乗り越えようとする意思を望んだのではないだろうか? もしそうなら歴史は少し違っていただろう。そしてそれを変えたのが例のレイヴンなのだろう。レイヴンはたった一人で秩序を世界の神を殺したのだ。

また当時の企業間や組織、レイヴン達にそのレイヴンは【イレギュラー】と呼ばれていたそうな、もしかしたら以前にも他のレイヴンがイレギュラーと呼ばれていたのかもしれない。一人で世界のバランスを崩す存在。管理者にとっては到底容認できないだろう、だから他のイレギュラー、ドミナントは消されたのかもしれない。ただあくまでも推測の範疇でしかないことを留意してくれ。

時代を変えよう。

地上へと進出した人類は急速な発展をし、今までとなんら変わらない状態となった。勿論レイヴン達も例外じゃない。そして当時の地上には誰にも踏み入れることの無いある領域が存在した。

そこは【サイレントライン】と呼ばれていた。

そうそれは、最初に確認された【旧世代の遺産】である。後にこの事は【サイレントライン事変】と呼ばれ、後々のAI紛糾論や兵器論など多義に亘って論争される。

そしてそのサイレントラインを巡り、再び各企業が経済戦争を起こし、多くのレイヴン達が戦場に姿を現す。そこにまたあるレイヴンが現れた。それも複数人。

順々に紹介していこう。当時のグローバルコーテックスのレイヴン達だ。

Aランクレイヴン【フォグシャドウ】、AC名はシルエット。なんと否強化人間で当時のトップランカーの一人だったらしい。

Eランクレイヴン【エクレール】、AC名、ラファール。当初のランクこそ低いもののレイヴンになる前から彼女は接近戦用のMTに乗り戦場に居たようで、レイヴンになってからも機体を接近戦向けにして多くの戦場で活躍し当時の異名は“剣姫”らしい、後にトップランカーの仲間入りを果たした模様、勿論否強化人間である。

Cランクレイヴン【カロンブライブ】、AC名はファイアーバード。こいつはちょっと特殊で、腕は上位以下中堅以上のレイヴンなんだが戦場での帰還率や生存率が異様に高い。人は彼をこう呼んだらしい“不死鳥”と。こちらも否強化人間。

Eランクレイヴン【アドヴェント】、AC名はスケアヘッド。こいつもランクは低いがレイヴンになった当初から水準以上の活躍を見せ、短い期間で上位クラスのレイヴン達の仲間入りしたらしい。こいつも否強化人間。

Bランクレイヴン【シルバーフォックス】、AC名はラストバーニング。紹介しているレイヴンの中では一番の最年長だが、長年培われてきたその技量は本物で老いてなおトップ10に君臨していた模様。年老いてなお否強化人間でこの地位にいたようである。

Eランクレイヴン【ネームレス】、AC名はミステリー。謎の多いレイヴンで姿を見たものは誰一人いないらしく、実力もAランクのレイヴン以上の実力者で各地で多くの逸話が有るらしい。こいつは強化人間。

そして最後、Sランクレイヴン【?】、AC名?。すまないこいつだけはデータが無いんだ。だがこいつはサイレントライン事変での一番の重要人物らしく、あらゆるコネを使って調査したところ驚くべき事実が判明した。なんとこいつはあの管理者を破壊したレイヴンと同等の力を持っているらしい。そもそもSランク自体がイレギュラーに等しいヤツに付けられるもので管理者を破壊したレイヴンもSランクだったらしい。だがこいつはサイレントラインから帰還する最中に死亡したとのこと、詳細は不明。

で、これらのレイヴン達によってサイレントライン事変は解決したらしい、勿論他のレイヴン達の活躍もあるらしい。

まあ、このサイレントライン事変については余り記録が残っていない。

でだ、また関係無い話だが重要なことなので記述しておく。

そもそもサイレントラインは何なのか? これが重要だ。

当時の報告書によると、サイレントラインとは嘗て存在した【もう一つのレイヤード】らしい。このことこからレイヤードのような地下都市は実は複数存在しそれぞれが独自の文化を持っていたようである。もしかしたら、今お前達が乗るACがACじゃなく別の戦闘兵器になっている可能性も否定できない。では何故滅んだのか? すまないこればかりは実際に現地で調べない限りは俺には分からない。だがもしかしたら、レイヤードのようにそこの管理者が人類を試してその結果、滅んだのかもしれない。まあ、あくまで推測だがな。

先の余り記録が残っていないことについても話そう。

このサイレントライン事変はそもそもどういう事件だったのか? そこからだ。

サイレントライン事変は一般にはサイレントラインから襲来する謎の無人兵器の攻撃とあるが、実際は違うらしく。実際、とういか、これも学者達の考察だが、残った他のレイヤードの管理者達が人類を試すあるいは抑制しようとしたのでは? とある。

ではなぜ抑制するのか? それは過去の過ちを繰り返さないようにとあるからじゃないか?

勿論こんなのは俺の推測でしかない。先もあるとおり、記録が少ない。どれも曖昧なものばかりだ。一応当時の企業の幹部のブログがなんとかサルベージできた。細部は色々と壊れているがな。

で内容は、どうやらサイレントライン事変の原因と思われるサイレントライン中枢での異変が無くなった直後、各地で保存していたサイレントラインに関する資料が一斉にクラッシュしたらしい。各地ではサイバーテロかとも一時期では思われていたがどうも違うらしい、当時の最も最新の技術を保持していたミラージュのカウンターAIチームが見つけた痕跡によるとこんな文が残されていたらしい。

【私は人類の選択した答えを信じます。DOVEとIBISを倒した彼等の行いを無駄にしなでください。そして貴方達の前に再び災厄が降臨しないことを願いましょう。 toセレ・クロワール】

この文章の内容とセレ・クロワールについては情報が無い。そのブログでもそれについては言及されていなかった。そして災厄とはなにか? これについては個人的にあの【特攻兵器】ではないかと思う。嘗ての大災害、そしてインターネサインによって生み出された悪魔の兵器共、もしこれがイコールで結ばれた同一の存在ならば? もしそうならあらゆる辻褄が合う。

話を戻そう。

俺の考察、推測では、ドミナントと呼ばれるレイヴンは皆異常な存在だったらしい。そう、それこそ世界を変えるほどのな。

俺の相棒のゼロ、こいつもドミナントといえる存在のようだが、確かに俺はその辺りを否定はしない。あいつもレイヴンの中では変わった存在だからな。なによりジャック曰く“最強と言えるその力”で世界と世界の未来を救った男だからな。

そして俺が知る中でドミナントと言えるのはゼロを含めて三人。

一人はジナイーダ。ゼロや他のレイヴン達と同じようにジャックが用意した舞台で出会ったレイヴン。頭角を現してきたのが比較的最近だが実力は文句無しでこれまでにも多くのレイヴンを倒してきた女で強化人間。

もう一人は、ゼロとともにアリーナで鎬を削り共にトレーニングを励んでいたレイヴン、名をイツァム・ナー。彼女のことについては俺は語れない。それは親友の過去に触れてしまう。面識は数回程、だが間違い無く俺が知るレイヴンの中でも三本指に入るほどの腕前を持つ女だ。

最後に俺からのらしくない忠告だ。

これを見ているのが誰でもいい。

自分の【力】を誇るのは良い。だがな決して自分の【力】を驕るな過信するな、強すぎる【力】はそれだけで世界を変え、滅ぼすのだからな。

願わくば人が【力】というものを誤った使い方をしないのを信じるよ。

 

レポートを読んだ夕呼はそのデータを閉じる。その頭の中には様々なことが浮かんでは消える。そしてコーヒーモドキを軽く一気飲みしてソファーに座るクレズに目を向け口を開く。

「アタシの専攻じゃないけどなかなか興味深いレポートだったわ」

「ひっひっひっひ、そうだろう? 私も全てを知ってるわけじゃないが一応ある程度は知っている。だがエドはこれを一人で調べた。まったく、大した男だよ、ゼロはいい友人を持っている」

「貴方には居なさそうね、友達」

「必要無いな、そう言う博士は?」

「あら、居るわよ、一人親友がね」

夕呼は椅子に座りながら思いっ切り背伸びをしながら天井を仰ぎみる。

「ん~~~っと、それにしてもチカラ…ねぇ」

極東の魔女は心中に何を思うのか? それは彼女にしか分からない。

「ひっひっひっひ、そうチカラとは恐ろしきもの、だがそれを自身の力で飼いならしたとき、その者はまさに神を斬獲せし資格を得られる」

ドミナント

それはレイヴンだけに当てはまることではない。彼等のような科学者にも当てはまるのだろう。

 

 

 

後書き

今回はちょっと個人的な考察をエドレポート形式で書いてみました。ちなみにこれを書いた時期はゼロ達が世界を渡る前としています。

まあ、皆さん色々と言いたいことはあるでしょうが、皆さんのフロム脳が得た答えがどの様なものか知りませんが、これが自分のフロム脳が得た答えの一部です。

けどこれって色々と矛盾があるんですよね、そもそもAC3系の作品がN系の作品と直接の時系列の繋がりがあるかと問われれば首を捻るしかありません。世界観の一部、企業、パーツ、設定などはAC3系と繋がっていますが一部の矛盾点による問題など色々と各所で議論されています。また、

ソースはどこかは忘れましたが、ネクサスの世界はAC3SLの80年後だという話がありました。

う~ん、すいません。後は各自のフロム脳で解決してください。

それとACシリーズって全部違う世界という話がありますが、むちゃな考えで行けば実は同じ世界の出来事としてもいけなくは無いんです。勿論時系列は違いますが(実はこれ伏線だったりします)。

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