※注意※
時系列は明星作戦の前です。
時刻は午前7時、一般的な軍隊生活なら既に目を覚ましている時間だ。
それは武とて承知している。虚数空間から継承した他の『白銀武』も基本的に早起きが当たり前だが長年のクセか武は未だ夢の中にいる。
本来なら純夏がいつも武を起こすのだが、今回は違った。
?:…あ…おき……え、し……ん
武:ん~~、あと五分……
ただ呼びかけただけでは武は目を覚ますはずも無く、武は寝返りを打つ。
その体勢は丁度うつ伏せ状態、それを見た武を起こそうとした人物は、一言
?:ふむ
と、頷き、そのまま……
武:むっ、ひッ、アッーーー
?:起きたようだな
武:な、なんだよ一体!? あっかッ、し、尻が~、って、ジャックさん!
ジャック:おはよう、白銀君。まもなく朝食が出来上がるから顔を洗い、着替えて来たまえ
武:は、はい。…それとおはようございます
武の尻にナニカヲした人物、ジャックは朝の挨拶をそこそこに済まし仮眠室を出て行く。
武:つ~~、ん? なんだこれ?
武は尻を押さえながら布団から立ち上がると足元に何かが転がっていたのでそれを拾いあげると…
武:こ、こ、これって……(((´°д°;)))
武が拾い上げた物、それは……
対AC用のアンチマテリアルライフルの弾(しかも弾の大きさは人の顔ほどある)だった。
武:つ、次から俺は絶対7時前に起きるぞ……
片手で尻を押さえながら武はどうでもいい? 誓いを立てる。
代わって、ここ簡易式のキッチンでは3人の人物が朝食を作っている。
純夏:あ、エヴァンジェさん、ご飯が炊けました。
隊長:此方も魚が全員分焼けた、大根おろしもこれだけあれば十分だろう
ご飯が炊けたのを確認した純夏はエヴァンジェに作業の進展具合を確認する。エヴァンジェも焼き魚用の大根おろしを作り終える。
隊長:フェイト、味噌汁は?
フェイト:So I`m scary So I`m scary All that can see Now one scary All is fantasy All is fantasy~~♪♪ ん?
どうやらフェイトは歌を口ずさみながら作っていたようで、話は聞いていなかったらしい
隊長:味噌汁は出来たのかと聞いている
フェイト:ああ、すまん。あと数分火に掛けとけばできる
隊長:よし、後は昨日の残りの煮物と冷奴があれば十分だな
今日の朝食当番は、純夏、エヴァンジェ、フェイトの三人。ちなみに食事当番は毎回ローテーションで決めているが、何人かは朝が弱いため朝食作りはこの三人が受け持つことが多い。
純夏:そういえばエヴァンジェさんやフェイトさんって、どうしてそんなに料理が上手なんですか?
隊長:自分の体調管理に気を使うのなら自炊が一番だし、何よりも私は完璧主義だ
フェイト:俺やゼロは元々孤児だったんだ、で、俺達を拾ってくれた施設は基本的に自分で出来ることは自分でしろがモットーだったからな飯の作り方だとか自立するために必要な事は徹底的に施設の職員に叩き込まれたよ
純夏:へ~~
喋りながらも三人の手は止まらない。
と、そこへ武を起こしたジャックが来る。
ジャック:ふむ、良い匂いだな
純夏:もう直できますよ、ジャックさん
ジャックがテーブルに付くとそこには先客が既に居た。
エド:よう、ジャック
エドは水を飲みながらジャックに挨拶をする。
ジャック:ヤケに眠そうだがどうした?
エドは水を飲み干してテーブルにうつ伏せになる。そしてボソボソと話し出す。
エド:いや、ジノーヴィーと呑み比べしてたんだが、流石強化人間、あいつザルだ
そもそも生身の人間が強化人間に挑むのがおかしい、だがジャックはあえてそこは言わなかった。
ジャックはそのままエドを無視し近くに積んである新聞紙を広げ読み始める。
ちなみにこの新聞紙、日付が古いもので以前エドが帝都から適当に盗んできたもので今でも帝都に行ったときは必ず新聞などを盗んでくる。
ジャックが古い新聞を読んでいる理由はこの世界の情勢などを知る為である。
純夏:出来ました
純夏のその言葉と共にタイミングよく他のメンバーも来た。
皆で囲む食事風景とは一種の団欒であり非常に落ち着くものである……ここにいる連中を除けば。
箸と箸が交差しおかずが飛び交い、茶碗が舞い? 湯のみが割れる音がする。口論が飛ぶなど阿鼻叫喚の様相を醸し出す。
ジノ:今この瞬間は、力こそが全てだ!
ジナ:手間は取らせん!
武:やらせるか!
エド:うおいッ、俺の魚を丸ごと取っていくな!
隊長:貴様等! まともに食事が出来んのか!! ジャック、新聞を読んだまま食事をするな!
エヴァンジェの叱責も意味もなさず彼等はおかずを取り合う。
純夏:武ちゃん、行儀が悪い!
武:なんで俺だけーーーッ!
武が吹っ飛ぶも全員いつもの事と気にせず無視する。
ゼロ:シーラ
シーラ:はい、ゼロ
ゼロ:ん
こっちはこっちで仲良くやっている。
そしてジャックとフェイトとボイドはちゃっかり自分の分のおかずを確保し既に食べ終わっている。今はゆったりと熱い緑茶を飲んでいる。
そしてこの男は
クレズ:ひっひっひっひ、これはなかなか……
クレズは食事を味噌汁とお茶で流し込み、一人だけノートPCに映し出されているデータと向き合っている。
そしてこの中で影の薄い少女、アマギは
アマギ:もうやだ、帰りたい
仕方ない、なんせ周りの連中が濃すぎるのだ。
そんなこんなでレイヴンズネストの朝は始まる。
後書き
初めての短編がこんな駄作だよ、短編って結構難しいね
一応、夜のパートは考えているけど昼のパートが思い浮かばない。
ちなみに細かい突っ込みどころは極力無視の方向で(^^;)
あと何人か影の薄い人達が居るけど仕方ないよね、周りの人達が濃すぎるんだもの(人それを言い訳という)
補足として、フェイトが口ずさんでいた曲はACfaの曲『remember』の歌詞の一部です。
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