某大統領みたいに言えば「レッツパーティィィィッッッッ」

 

11月30日

<SIDE:白銀武>

 

「パーティー?」

「明星作戦の戦勝式と横浜基地の完成式が行われるから香月博士が私達にも参加しろとのことだ」

「何で俺達が参加しなければいけないんだ?」

「何らかの思惑があるのだろう、なら我々はそのパーティーに参加することに意義がある」

まあ確かに夕呼先生なら何らかの思惑があるんだろうけど・・・

「あのジャックさん、俺、礼服持ってませんよ」

「俺も持ってないぞ」

「俺もだ」

「私も持ってない、というか此処に居る全員が持って無いんじゃないのか」

ジナイーダさんのその言葉に全員が頷く……どうしよう?

「それに何でそこまで行くんだ?」

「ACでだろ」

「本気か?」

「まあ整備も終ったし、機体の調子の確認も兼ねて」

明星作戦から今日まで俺達はACに乗っていない、理由は各機の整備に物凄く時間が掛かったからだ、一機を完全に終らせるのに一ヶ月弱掛かった。

幾ら整備士の腕が良くても人数が足りない、一応俺達でも少しは手伝ったがやはり専門的なところはボイドさん、アマギ、クレズさんの三人に任せるしかなかった。

「まあ、パーティーは一週間後だ、それまでに何か考えておこう」

物凄く不安だ

 

12月7日

<SIDE:鳴海孝之>

 

「すげぇ~」

慎二と遙と水月も頷く、目の前には様々な戦術機が並んでいる。

世界初のハイヴ攻略が成功し、その為の戦勝式とその証である横浜基地が建造されその完成式が今行われている。

横浜基地は現在、人が生活できる位には完成しているし格納庫もだいぶ完成している。

会場は訓練校になる予定のグラウンドで、そこに料理やらなんやらが大量にある。

「あっ、また新しいのが来た!」

「もう、水月は、はしゃぎすぎだよ」

「だって遙、各国の戦術機が目の前で見れるのよ、ならもう見るしかないじゃない、更に各国のエースまでいるし、もう最高じゃない」

相変わらずだな水月は、まっその気持ちも分からんでもないな、でも水月、手に食いもん持ってうろつくのは感心しないぞ

「でも確かに凄いよな、孝之」

「ああ、おっあれは確か」

「ソ連のオルガ・テレンティア中佐とトルストイ・ラスィヤーニン少将に、おっ向こうは同じ国連のアーロン・バルドゥーイン中佐にバルナール・クリストフ中尉だ」

「あっちは英国王室騎士団の派遣部隊大隊長グロリア・ファ-ロング大佐とEU軍のレオス・K・シュバリエ中佐だな、これだけの大物が勢揃いとはホントスゲェな」

「おっ、孝之、あれ」

「ん?」

慎二が指した方を向くと一人の大柄な男と中肉中背の男が二人いた。その内の大柄な男がこちらに気づきこっちに来た。

「貴官等か久しいな」

「お久しぶりです紅蓮大将」

「お久しぶりです」

「明星作戦では世話になったな」

「いえ、それはお互い様です」

「そうか…所で貴官等の隊長は何処に?」

「隊長でしたら…?」

なんだ騒がしいな

「何事だ?」

「向こうの方で何かあったようで紅蓮大将」

「師よあれは…」

「あれはレイヴンズネストの!」

「また、派手に登場したな」

「そっか、確かにレイヴンズネストが呼ばれても不思議じゃないよね」

「く~一度でいいから戦ってみたいな~」

なるほど確かに遙の言うとおり彼等が呼ばれても不思議じゃないか、でも・・・

「止めとけ水月、お前じゃ瞬殺されるって」

「なんでよッ」

「いや、幾らなんでも無理だって」

「あははは」

 

<SIDE:白銀武>

 

今回は跳躍ユニットを付けず普通にブーストを吹かしてきた。それに武装も全員、ブレードとZANGETUと念の為のECMしか装備していない。

到着っと、それにしても…メッチャいるじゃん!

機体を指定された場所に設置して、機体から降りるとそこにはとんでもない人混みが居た。

「うわ~目立っていますね、俺達」

「まぁそうだろうな、と言うかよ、なんだか場違いな気がする」

「とりあえず俺はスーツを脱ぎたい」

ここに来たのは、純夏とシーラさん、エドさん達以外の全員、純夏がなんか知らんがごねていた「タケルちゃんが女の人に手を出しちゃうからダメ~~」なんて言われたが意味がわかんねぞ。

と、そんな事を考えていると人混みを掻き分けていつもの国連軍の制服の上に白衣を着た夕呼先生が来た。

「あんた達ねー、はあっ、まっいいわ、とりあえず着替えてらっしゃい」

「ありがとうございます夕呼先生」

そのまま全員着替えに行く、とりあえずどんな服装で行くかと話し合った結果、いつもの服装で良いやという結果になった。

そうそうに着替えを済ませ会場に行く、途中ジャックさんは夕呼先生と一緒にどこかに行ってしまった。

「とりあえずどうします?」

どうするか全員に聞いてみたが

「「「「「適当にテーブルに付く」」」」」

その言葉どうり全員近くのテーブルに集まる。と、そこに一人の男が近づいてきた。

「白銀武だな?」

この声は

「アレス=F=カーライル」

「憶えていてくれて光栄だよ、白銀武」

「忘れろっていうのが無理だろ」

「まあ、そう言うな、私はな強い者と戦いたいのだよ、BETAとの戦争など詰らない、やはり同じ人間同士の戦争が良いとは思わないか」

「全く思わないな、と言うかアンタ、オルタネイティヴ5派の人間だろ」

「確かに私はオルタネイティヴ5派の人間だが別にオルタネイティヴ5を支持している訳ではない、父がそこの人間だから私もそこに居るに過ぎない、私に取ってオルタネイティヴ5など如何でもいい、私はただ強い者と戦いたいのだよ、私に泥を塗ったのだ失望させるなよ白銀武」

そういってアレスは立ち去っていった。

「気を付けろシロガネ、ああいったヤツは危険だ」

「…はい」

なんなんだアイツは……

『会場にいる皆さん此方に注目を』

そっちを向くと、壇上に夕呼先生がマイクの前に立っていた。

「なっ、ジャックはあそこで何をしている!」

ホントだ!壇上にいる夕呼先生の隣にジャックさんがいる。俺達全員は開いた口がふさがらない

『まず、明星作戦に参加した全ての方々の御健闘に感謝いたします。さて、今回皆様にある映像を見て頂きたいのです。…それではどうぞ』

その言葉と同時に用意された大型のモニターに映像が映される。

てっ、あれ俺達じゃん!

モニターには俺達のACが大量のBETAと戦っている場面を映し出している。

 

<SIDE:オルガ・テレンティア>

 

「これは本当に戦術機か?少将はどう思われる」

「確かに異常だな、だがその機体が目前に存在するのだから事実だろう」

確かに、その戦術機はそこに存在している。そして他の戦術機に比べて明らかに既存の戦術機とはなにもかもが違う。

 

<SIDE:アーロン・バルドゥーイン>

 

「ふむ、我々は今回の作戦に参加していないからなんとも言えないが…これは」

「中佐、自作自演の可能性は?」

半信半疑でクリストフ中尉が聞いてくるが

「そう思うかね」

「いえ」

ふむ、青いな……だがそう思うのも仕方ないか、今回の作戦に参加していない者達全員が恐らくこの映像を見てそう思ってるんだろう

映像は切り替わり、今度は巨大な未確認種のBETAとの戦闘が映されている。

 

<SIDE:グロリア・ファーロング>

 

「凄いとしか言えないわね」

「グロリア大佐でも、そう思われますか」

「機体の性能もそうだけど、純粋に一人一人の腕が良いわ、多分、騎士団全員が挑んだとしてもまず勝てないわね、EUではどうかしら中佐」

「EU全軍が挑んでも勝てる気がしません、何者なんでしょうか?」

「さあ、それはこの後に解るんじゃないかしら」

そういって目線を一つのテーブルに注ぐ、この会場で数人だけ軍服でもない一団、恐らくそれはすぐに解る筈

 

<SIDE:鳴海孝之>

 

「これ明星作戦の時の」

「ええ、彼等が現れた時のですね」

「今では、各国が彼等に注目している。明星作戦の時に突如現れた謎の部隊と」

「それと、鳴海少尉、君も実は注目されている」

え!

「な、な、何でですか!?」

「お、落ち着け、孝之」

「落ち着いてられるか!」

「理由は彼等と同型種の機体に乗っているからだ、それが多くの者達の関心を惹いている」

うわっ、ホントかよ

「すごいね孝之君」

「う~ん、ちょっと同情するわ」

遙、嬉しくないてっ、水月、なら変わってくれ

 

<SIDE:白銀武>

 

映像が終わり、再び夕呼先生がマイクを持つ

『皆さん御覧に頂けたでしょうか、彼等が今回の作戦を成功に導いてくれた傭兵部隊であるレイヴンズネストです』

夕呼先生のその言葉に会場がざわめき出す。

『それではここでそのレイヴンズネストの主宰のジャック・O氏に変わります』

その言葉と共に会場は静まり、視線はジャックさんに集まる。

『お初にお目にかかります。レイヴンズネスト主宰のジャック・Oと申します。香月博士の仰るとおり我々は傭兵です。我々は特定の国や組織に属しているわけではありません。我々は独立した存在であると認識して貰いたい』

そこで一旦言葉を区切り

『我々は何処の国や組織からの依頼を拒まない、だが決して何処にも属さないということをこの場で宣言しておきます。そして我々のスポンサーは香月博士である為、博士からの依頼は最優先させて貰います』

この演説でジャックさんは恐らく自分たちは何処にも属さないが夕呼先生が協力者だから、夕呼先生に不利になるような依頼やオルタネイティヴ5派等からの依頼は受けないと、各関係者に言いたいんだろう。

そのままジャックさんは壇上から降りて、その後俺達の元に多くの人達が来た。

 

あの演説のあと俺達はすぐさま逃げ出しガレージに帰った。そしてパーティーが終った翌日、夕呼先生から通信が入った。

『昨日はご苦労様ね』

「全くです。あんなのはもうコリゴリですよ」

俺のその言葉にフェイトさんとゼロさん、ジナイーダさんが頷く。

『まっいいわ、それで今回貴方達に連絡したのは早速依頼があるからよ』

はやっ

「それで、内容は?」

『正確にはアタシからの依頼じゃなくあんた達の補給物資の生産をしている有澤重工からの依頼よ、内容はアーマード・コア用のパーツの材料を採取することよ』

採取?

『まあ、要はレアメタルを取ってきて欲しいの、特殊な鉱物なんかはBETA大戦以来まともに手に入り図らい状況だけど、それが必要なのよ、あんた達にとっても悪い話じゃないわよ、あんた達の機体の装甲からなにまで如何にか成るし、あっ、あとできればで良いから突撃級と要撃級の甲殻も頼むわ、こっちは明星作戦とかでそれなりに手に入っているから無理にとは言わないわ』

なるほど~、でも…

「夕呼先生、BETAの甲殻なんてどうするんですか?」

『一部のBETAがもつ頑強な甲殻が色々と使えるのよ、昨今でもBETAの甲殻などを使って色々研究しているのよ、それと報酬の件だけど基本的にどっかから依頼を受けた場合のその時の報酬の何割かは有澤重工に渡しなさい、有澤重工はあんた達の補給物資を生産しているんだからいいわね、それで今回の報酬だけど、基本的に有澤重工からの依頼に於ける報酬は無しだけどその代わり弾薬なんかの清算は無いわ』

「了解した。その依頼を引き受けよう」

『解ったわ、それじゃあ日時と場所を教えるわ、日時は二日後の12月10日で場所は大阪湾に有澤の輸送船が来るからそれに乗って行くことになるわ、期間はどれ位かは解らないから注意しなさい』

「香月博士確認したいことが一つだけある」

『何?』

「オペレータや整備士などの同乗は可能ですか?」

あっ、そっかどれ位かかるか分からないのに純夏達をここに残すわけにはいかないか

『可能よ、それにあの社長ならそういう事は気にしないわよ』

「了解した。全員異論は無いな」

「「「「「「「無い」」」」」」」

「ということです」

『分かったわ、それじゃ先方に伝えとくわ』

そういって通信は切れる。

 

 

 

後書き

第二章第八羽終了

オリキャラがまたまた複数登場しました。ちゃんと扱いきれるか不安だ・・・・・

ちなみにタイトルの元ネタが分かった人はどれくらいだろう?まあ結構有名なネタです。

これで第二章は終了です、アニメの第一クールが終ったようなものです。

あとは外伝を書いて第三章に行きます。

第三章はこの話の続きです。つまりレイヴンズネストが海外で大暴れです。

さて海外でタケルちゃんはどの位女の子を落すのでしょう?(まて

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