帰還

 

<SIDE:白銀武>

 

G弾が投下され、そしてアレスという男を退けた後は他の部隊に任せて俺達はガレージに帰還した。

帰還した俺達はまず通信室で夕呼先生とこれからに付いての打ち合わせをしている。

『勝手に帰還するのはどうかと思うけど、とりあえず先の事は礼を言うわ』

「いや、気にしないで欲しいアレはどうしようもなかったしあの状況ではああするしかなかった」

『そう、それでこれからあんた達は如何するの?』

「そちらはどうされるつもりで?」

『まずは残ったBETAの駆逐ね、その後はハイヴ内を色々と調査をした後に横浜基地建設ってなるわね』

「こちらは整備などの面で暫くは戦闘はできない、だから横浜基地が建設される頃くらいまではこちらも大人しくしているつもりです」

『分かったわ、じゃっまた何かあった時は連絡するわ、今後とも宜しく頼むわレイヴンズネスト』

そういって通信は切れた。色々有ったがこれで明星作戦は終った。

「白銀君、まだ終ったわけじゃない」

「そうだよタケルちゃん」

「これからだシロガネ」

「お前には期待しているぞ、白銀」

「とりあえずだ、まずはこれからの事と先の作戦の成功の祝杯と行こうぜ」

「エドッお前、俺の秘蔵の酒を勝手に開けんな!」

「酒か、久しぶりだな」

「酒は余り飲んだことないな」

「お酒の味を知るのは悪くないわよ」

「ははは…そうですね、まだ始まったばかりですね」

「うん、がんばろうねタケルちゃん!」

「ああ!」

そうだこれからだ、俺達の本格的な戦いはッ!!

「とりあえずエドさん、俺と純夏は未成年です」

「アホ、こういうときは呑むのが礼儀ってモンだろう! つうことで呑め!」

「ちょっ、まっがぼぼぼぼ………」

 

<SIDE:草薙賢吾>

 

G弾の投下により事実上作戦は終了した。一応まだ一部の部隊がBETAの残党の排除に当たっているがA-01の任務は終了した。

現在は有明に建てられた仮説基地の格納庫に居るが各機体の損耗度はそこそこ、一応全機オーバーホールをしているがそこまで時間は掛からない、まあ一番時間が掛かるのは俺の不知火・壱型丙と鳴海のエタニティだな。

「少佐、ここに居られましたか」

後ろから声を掛けられてそっちに振り向くと伊隅がいた。

「どうした?」

「どうしたでは有りません、まだデブリーフィングが終っていません」

「そうだったな…」

「少佐?」

ふむ、伊隅にでも聞いてみるか

「なあ伊隅」

「何でしょう」

「今回の作戦、お前はどう見る」

「と言うと?」

「謎のハイスペックを持った戦術機を主とした傭兵部隊の出現、G弾の投下、そしてアノ巨大なBETA、これらを戦闘には参加しなかったとは言えお前はどう見る?」

伊隅は目を伏せて考え込む、こいつは真面目だからないい答えが返ってきそうだ。

そして考えが纏ったのか顔を上げる。

「そうですね…まず例の部隊ですが、私は待機していて映像を見ただけですが確かにあの戦術機の性能は異常です、特に光学兵器やレールガン等上げればキリが無いです。けどあれ程の実力と戦術機のスペックは彼等が傭兵と言う立場と言えど素晴らしいと思います」

そのまま目線で続きを足す。

「G弾に関しては多分少佐と同じ考えと思います、いえ、私だけでなくA-01の隊員全員が同じ考え、気持ちと思われます」

確かに、G弾は問題がある、あの威力は魅力的だが、博士の話ではG弾は環境に甚大な被害をもたらすらしい、その博士は今は秘書のピアティフと一緒に何処かに行ってしまったし。

「少佐?」

「ああ、すまん、続きを頼む」

「はっ、次に最後に現れたBETAですがなんとも言えません、なによりBETAの事すらよく分かっていないのに更にあのような未確認種が現れたとなると早急に対策を打ち立てなければなりません」

「そうか…よっし、ほんじゃまブリーフィングルームに行くか」

「はっ」

さてさて、この先どうなるのやら……

 

 

 

後書き

第二章第七羽終了

今回はこれと言ってありません

次回は時間がかなり過ぎますがレイヴンズネストが横浜基地の完成及び明星作戦の祝勝式に現れて会場を滅茶苦茶にします。

一応言っときますが別に戦闘をするわけじゃありませんよ(笑)

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