回収したコンテナに入っていたのは、彼等がアーマード・コアと呼んでいる機体、そして各部位のパーツが4つ、各部の武装が5つ、そしてマニュアルなどの資料が6冊、となかなか豪華な物だった。
「問題はこれに誰を乗せるか、そして何処に情報を渡すか、よね・・・」
取り敢えず乗せるのはA-01の誰か、提供する所については、河崎重工、富嶽重工、光菱重工、そして有澤重工、遠田技術が妥当なところ
河崎・富嶽・光菱は現在不知火と吹雪の生産で難しい、斯衛軍用に開発されている戦術機『Type-00』は富嶽と遠田で開発、恐らく明星作戦で実機稼動と実戦テストを行うはず、なら残るは有澤重工のみ
有澤重工は戦術機の生産こそ行ってないものの兵器や戦艦などの開発は定評がある。
「そうね、戦術機を作ったことも無い所で作らせるのも良い案だわ」
残るは誰を乗せるかね…
A-01の隊員表を見ながら悩む、連隊規模だったA-01は現在では2個中隊を残すのみ
第四中隊・フェニックス
本来はA-01第二大隊の隊長の草薙賢吾が率いる部隊だったが過酷な任務で第二大隊は今や中隊の規模のみで、部隊の損耗度はA-01で一番高い、最近新しい衛士が配属されている。
第九中隊・ヴァルキリーズ
代々女性のみの部隊で隊長は伊隅みちる。現在は7人で構成されている。
明星作戦に出せれるのは第四中隊のみ恐らく第九中隊は待機させる。
「あら…」
ふと目に止まった。
『鳴海孝之』戦術機の適正Sを誇る。任官は最近、現在はフェニックス中隊に所属
「ふ~ん、悪くないわね」
「鳴海孝之少尉、ただいま出頭しました」
「はぁ、そんな畏まらないでよ、そいう堅いのは好きじゃないの」
「はあ…」
まったく、堅苦しいのはヤメロって常に言ってるのに
「まあいいわ、これ見なさい」
マニュアルなど一式渡す。
「はい…」
暫く黙々と読み続ける。
「あの、博士」
「なに」
「これ本当に戦術機ですか?」
やっぱりそう思うわよね
「違うわ、それは『アーマード・コア』と呼ばれるものよ」
「アーマード・コアですか…あの…まさか自分にこれに乗れと」
「そのまさかよ」
「うへ~、ん? 博士、これ何ですか?」
「ああ、それプラズマキャノンよ…まあ荷電粒子砲の方が解り易いかしら?」
「荷電粒子方って確か現在の技術力じゃ不可能じゃないんですか!? それにこの大きさで!!??」
「煩いわね~、あんまり煩いと解剖するわよッ」
「ひぃ、ごめんなさい」
「それで乗るの乗らないの解剖されたいの!」
「乗りますッ!だから解剖しないでくださいッ!!」
つまらない男ね
「じゃあ着いてらっしゃい」
「はっ」
「敬礼はいらない! 解剖するわよッ」
「はっっはい」
アーマードコアが置いてある格納庫に来る。
「それじゃあ、アンタはこれに着替えなさい」
そう言ってパイロットスーツを渡す。
「あの、強化装備ならありまっひ、着替えてきます!」
思いっ切り睨み付けてやったら直に着替えに行った。
鳴海が離れたらピアティフが来た。
「博士、有澤重工の社長、有澤秀隆様と技術者の方が来ました」
「そうこっちに通して」
「はっ」
ピアティフが去ってから暫くして十数人の人間が来る。
「初めまして香月博士、有澤重工社長の有澤秀隆です」
あら、いい男ね、外見はそこいらの成金みたいなのじゃなくて、普通の作業着を着た渋い男って所ね
「細々としたことは好きじゃないから手短に行きます。此方へ」
彼等をアーマード・コアの元に案内する。
「博士、着替え終わりました」
鳴海の方も準備が出来たようね
「それじゃあ始めましょうか」
後書き
第一章外伝香月夕呼の場合終了
さて孝之が出て来ましたがやはりヘたれです。ちなみに慎二は如何しよう?
あとオリジナルキャラとオリジナルの設定が出て来ましたが、有澤重工なんかはもう管理人の遊びです。ただし別にAC4とは関係ありません、ただ名前が同じくらいです。(実は同じような考えで後二つほど名前が同じ企業が出てきます)
A-01に関しては色々公式の設定などを参考に考えました。
次の話はこれの続きにあたります。
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