<SIDE:ゼロ>
これからの行動方針を決めた後、ジャック達は自機の対BETA用のアセンブリを考えるためモニターとにらめっこ中、シーラは先の戦闘のデータを整理中、兄貴は体が痛いとかで寝ている。
で、俺とエドとシロガネとカガミは香月博士が何処にいるかで悩んでいる。
「それで、その香月博士が何処にいるか解んないんだよな」
「ええ、横浜基地があればそこに居たんでしょうけど…」
「今はまだそれが無いと」
さて如何したものか…
まあここは無難に
「エド、任せた」
「とは言うがよ、ゼロ、何処で情報を集めろと?」
「そこはお前の腕の見せ所だろ」
「無茶を言うなッ」
「この国で情報を探すんなら一つだけ在りますよ、もしかしたらそこに居るかもしれないし」
シロガネがそう言う、まあここはシロガネ達の意見が一番有力だしな。
「何処だ?」
「帝都と呼ばれるこの国の首都です」
なるほど、この国の首都なら確かに情報を集めるには適した場所だしもしかしたら居るかもしれないな。
「よし、それじゃエド、帝都に行ってくれ」
「ちっ解ったよ、ちゃんと報酬払えよ」
「解ってる。それでシロガネ、ここから帝都にはどう行けばいい」
「ここから東に行けば大丈夫です」
「東だな、それじゃシロガ……カガミ、悪いが地図を書いてくれないか?」
「なんでッ!?」
「シロガネ、お前、頭使うの得意じゃないだろ」
「うっ……」
そう、これまでの付き合いで解ったがシロガネは頭を使うよりも身体を使う方が得意で逆にカガミは知識がある分そこまで鍛えられていない
まあ、シロガネを殴り飛ばすときだけかなりの実力を見せるが…鍛えれば実戦でも最強じゃないのか?
「当然だよね!タケルちゃんおバカさんだもん」
「くっ純夏の分際で~~」
また始まったか、よく飽きないなこいつ等
エドを帝都の近くまで送って戻ってきた後シロガネが
「武器を見せてください」
て言って来たのでガレージの今は使わない武器を見せている――ルシフェルには専用の武器が有るので既存の武器は殆ど使わない――
理由を聞いたところ
「実弾じゃあやっぱり弾切れ起こすからエネルギー兵器を使おうと思ったんですよ、使ったこと無いけど慣れれば良い問題ですし」
ホワイトセラフは格納機能が無く両肩に追加ブースターを装備している為武器は両手とインサイドしか装備できない。
それならブースターを外せば良いと思うがホワイトセラフのコンセプトは高速高機動戦闘なのでスピードを落とすわけにはいかなかった。
「あの、これ何ですか?」
シロガネが一つの武器に目が止まった。
「それは、レーザーマシンガンだ」
「へ~じゃあ、これにします」
本気か?
「止めておけ、それは産廃だ」
「産廃?」
「要するに扱いづらく使うのに難儀する兵器の事だ」
レーザーマシンガンはマシンガンなのにレーザーライフル並みにエネルギーを使う、左手の銃器と合わせれば使えなくも無いがホワイトセラフは左手はブレードだからなり使い辛い。
「ライフルとかにしようとは思わんのか?」
「ん~やっぱり連射系の兵器の方が俺的に扱い慣れていると思うんです」
しかしそれなら残りはパルスライフルか?
だがアレは火力が足りない
「あっいや、まてよ……」
「どうしたんですか?」
うん、あいつなら
「シロガネ何とかなるかもしれん」
「ホントですかッ!?」
「ああ、アイツなら」
「ひひひひ、それで私のところに来たのか」
「ああ」
考えたのが武器の改造、そしてソレを可能とするのがキサラギの誇る変t・・・一番の技術者クレズ
シロガネがおもいっっきり不安そうな顔で見ている。
「ふむ、確かにあのレーザーマシンガンは私も改良の余地はあると見ていた」
と、傍でルシフェルの整備をしていたアマギが反応していた。
まあ、彼女はミラージュの人間だからな、自社の製品が酷評を受けるのは余り気分の良いものではないだろう。
「任せたまえッ!!私が素晴らしい程に改造をしてやる」
いや、本気でヤッタラどんな凶悪なのになるか解らん、なにせキサラギの技術者だ
「まあ、ソレは冗談だ…本当に残念だが」
「「……」」
多分俺とシロガネの気持ちは同じだろう
「ここでは設備が足りん、それこそ私達のような優れた三人の技術者が集まっても限界がある。だから既存のパーツ及び今ある物で何とかする」
「大丈夫なのか?」
「ふっ技術者の誇りとプライド、信念に賭けて誓おうッ!!! 私はやるからにはヤル漢だ」
メガネを指で上げながら答える。
「それでは早速取り掛からせて貰おう!!」
そう宣言してクレズは去っていく
「あの…あの人、大丈夫なんですか??」
まあシロガネの気持ちは解る。
「安心しろ、あんなのでも腕は本物だ」
「はあ……」
さて、エドはいつ帰って来ることやら
後書き
一章第九羽終了
今回はいつもよりさらに短めです。
しかしゼロも言っていますがレーザーマシンガンはゲーム中は本当に産廃です。ああ、PS時代のやつが懐かしい。
さて次回は夕呼先生とジャックの対談です。天才とカリスマ(ゲイ?)の戦いの行方は!?(笑)
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