飛び立つ新たなレイヴン

 

SIDE:ゼロ>

 

夕食時にふと疑問に感じたことをカガミに聞いてみた。

「カガミ、聞きたいことが一つ有る」

「なんですか?」

「この世界に来たのは俺達だけなのか?」

そこが疑問なのだ、カガミが兄貴を呼んだときに関係のある人物も呼び寄せたらしいが俺だけなら兎も角、シーラ達もいる以上もしかしたらも考えられる。

「ん~どうなんでしょうね、あはははは…」

どうやら本人もよく分かっていないらしい、隣のシロガネは思いっ切り

「お前バカだろ」

って顔だ。いや、実際口に出しているが

「むきーバカとは何だよバカとはー」

「バーカ、バーカ、バーカ」

「コンノー星となれーー」

「うぉ、まてそれは!!」

「うっさい!!!」

話が進まないから取り敢えず止めておく

「カガミ、殺るんなら後にしてくれ」

「うっ!! すみません…」

「ほっ」

カガミは顔を真っ赤にしてシロガネは安堵している。

「えっと、話の続きですね」

「ああ」

「実は曖昧なんですよ、もしかしたらここ以外の別の場所にゼロさん達の知り合いの人達がいるかも知れません」

俺の知り合い、もしかしてジャックとかジナイーダか?

「そう言えば純夏、フェイトさんに会う前に空間や場所がどうたらって言ってたよな」

「あ、うん」

「じゃぁ、もう一つの候補の場所にも行ってみればいいんじゃねぇのか」

「候補?」

「フェイトさんが現れる候補の一つがここ京都で、もう一つが富士山って言う山の麓の樹海です。もし他にも来てる人が居るのならそこに居る可能性が一番です」

なるほど

「行くのか?」

兄貴が聞いてくる。

「ああ、それと機会があるのならBETAと一度戦ってみたいしな」

「いつ行くの?」

シーラが聞いてくる。他のメンツもこっちを見る。

「明日行く」

 

SIDE:白銀武>

 

翌日、俺達は富士の樹海まで行ってみることにした。

もちろん俺もゼロさんと共に出る。

準備が終わり、機体に搭乗しようとした時フェイトさんが近づいてきた。

「どうしたんですか?」

「いや、シロガネお前に一つ聞きたい事と伝えたいことがあってな」

「シロガネ、お前はレイヴンとして行動するのか、それともお前たちの言う戦術機のパイロット、衛士として行動するのか、どっちだ?」

レイヴン、アーマード・コアを操る傭兵の事をレイヴンと言うらしい

今の俺は国連軍の軍人ではない衛士ではない、だから

「俺はレイヴンとして行動します!」

「そうか」

フェイトさんは俺の目を見て

「ではシロガネお前に一つ言葉を送ろう」

「レイヴンには二つのタイプがある。空を自由にずっと飛び続けられる奴かそのまま志半ばで地へと落ちるかどちらかに一つだ願わくば、お前が飛び続けられる鳥であることを祈る」

「はいッ!!」

その言葉を胸に機体に乗り込む

 

現在の場所は静岡県で、もうすぐ目的の場所に着くけど…

そこに居たのは軽く見積もって500以上はいるBETA

何体かこちらに攻撃してきたがそれを無視して先に進む。

そして目視で4機のACを確認した。

紫色の機体、海神みたいな重量機、漆黒の機体、青色の機体

どれも機体の形状が違うのは当然で武装も全然違う

『まさか本当にジナイーダ達がいるとわな…』

4機のACを確認したゼロさんが声を震わせながら呟く

正直それは俺も同感だった。本当にフェイトさん達以外のレイヴン達が来ているとは思わなかった。

「ゼロさん」

ゼロさんに呼びかける。ゼロさんは気持ちを落ち着け

『ああ、こちらルシフェル援護する』

「こちらホワイトセラフ、こっちも援護する」

[メインシステム戦闘モードに移行します]

「いっくぜーー!」

ホワイトセラフをまず近くにいる要塞級に近づけそのままマシンガンで攻撃するが大してダメージは無い、ならッ!

さらに接近してブレードを振るう――要塞級の身体はいとも容易く両断された。

ゼロさんの方を見てみる。

「すげぇ」

ゼロさんは両腕の武器を巧みに使い周りにいるBETA共を倒していく、俺も負けていられない!

よく見ると光線級が4体ほどいた。多分先に戦っていた他のレイヴン達が仕留め切れなかった奴ら

近くにいる戦車級も一緒に攻撃する。

要撃級を盾にしながら接近する。ACの全高が戦術機よりも低くって良かったと思う、丁度要撃級の身体に隠れてレーザーの照射を受けない

このまま要撃級や戦車級を倒しながら接近する。

 

SIDE:ゼロ>

 

シロガネがOB(オーバードブースト)を発動してBETAに接近してブレードで斬り捨てる。そしてそのまま回転斬りの要領で旋回しながらブレードを振るう同時にマシンガンも撃っている。

そして俺も敵を倒しながらジナイーダ達の傍に行く

「久しぶりだな、ジナイーダ、ジャック・O、エヴァンジェ、……モリ・カドル?」

『ジノーヴィーだッ』

よく見るとエンブレムが左右反転している。

『本当にゼロ、お前なんだな!?』

『ゼロ如何してお前までいる!』

ジナイーダとエヴァンジェが聞いてくる。

「悪いが今は話している場合じゃない、訳はここから離脱したら話す」

『ゼロ、君は何か知っているのか?』

ジャックが聞いてくる。

「知っていると言うよりもその原因と共にいる」

『『『『??』』』

よく分かっていないようだ、まあ俺もあんまり良く解っていない

『とにかく君に着いていけばいいんだな?』

「ああ」

『それで我々は如何すればいい』

「ちょっと待て」

シロガネの方は

「シロガネそっちは?」

『こっちは光線級を全滅させました。離脱しやすくなった筈です』

「なら適当に切り上げてこっちにすぐ合流しろ」

『了解』

これで何とかなったか

よっし、ならとっとと離脱しよう、ジナイーダ達の武装を見てみたが行けそうだ。

 

<SIDE:白銀武>

 

飛び掛ってくる戦車級を撃ち落し要撃級が甲殻で覆われた腕を振り上げれば腕ごとレーザーブレードで斬る

「残弾は?」

マシンガンの残弾は220発と半分以上も使っていた。インサイドは残り5発

そろそろ引かないと

「てっすご!!」

行き成り周りにいたBETA共が吹き飛んだ、そしてこっちにゼロさん達が近づく

『なにをやっている! とっとと撤退するぞ!!』

「了解ッ」

一斉に上空に飛び上がる。

だがそこに要塞級の触手が迫る。

それを漆黒の機体の背中の武器で迎撃する。

「つうか、なんつぅ物を装備してんだよ」

漆黒の機体の両背中の武器は2門のキャノン、正直あんなのに狙われたら生きた気がしない。

そして今度はルシフェルが両背中の合計8つの砲門を展開し

紫の機体が右手の三又に分かれた銃身から紫電が迸り

青色の機体は両背中の2門の砲身を展開し

漆黒の機体が先ほどと同じように左肩のキャノンを展開する

重量機からはエクステンションと両背中の何かの蓋が開く、

そして一斉射

辺りが爆炎に包まれる。

「……すっげぇ……」

9本の光線がなぎ払い、3発の榴弾が着弾点にいるBETAを吹き飛ばし、大量ののミサイルが広範囲に炸裂する。

『よし行くか』

『どこにくんだ?』

『付いて来れば分かるさジナイーダ』

『所でゼロ、彼は?』

『ああ、そいつはこの世界の住人だ』

えッ!? そんなあっさりと教えますか

その時漆黒の機体のレイヴンが納得したように頷く

『矢張りな、彼にしては動きが荒かったし声も雰囲気が全然違う』

それはそれで落ち込む…ってゼロさん笑わないでよ

『まあいい、とにかく案内してくれ、そして今の状況を教えてくれ』

『クククッ、ああ付いてきてくれ……行くぞ、シロガネ』

「はい…」

これからどうなるんだろな……

 

 

後書き

1章7羽終了

執筆して置いてなんですが、微妙ですね…

うーん早く一章終わらして明星作戦の方を書きたいな、そっちの方が滅茶苦茶な展開に出来そう(今の時点でも滅茶苦茶な展開という突っ込みは無しで)

次からは急展開、世界を渡ったレイヴン達、彼らはこれからの事を話し合うそして…

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