<SIDE:白銀武>
行き成りフェイトさんに突っかかってきたゼロと呼ばれた人が実はフェイトさんの実の弟らしい。
取り敢えず純夏と一緒に場を何とか収めて今は俺、純夏、フェイトさん、ゼロさん、そのゼロさんの隣に居る女性シーラさん、赤髪で煙草を銜えた男性エドさん―この二人はゼロさんの仲間で、他にも三人ほどいるらしい―が集まって、まずこちらの事情などを話した。
「なるほど、何故兄貴が生きているのか納得は出来た」
「そして、俺達が何でここに現れたのかも大よそ見当は付いたな」
「ゼロが呼び出されたのはフェイト、彼の弟だからで私達はそのゼロの言わば身内だからと考えたらいいわね、もしかしたら他にも何か理由が有るのかも知れないけど」
三人がそれぞれの見解を述べるが、ゼロさんは眉間に皺を寄せながら考え込んでいる。
そこにフェイトさんが声をかける。
「ゼロ、如何した?」
「いや、元の世界の方も気になるが、ここの世界はそこまで酷い状況なのか? この崩れた都市なんか俺たちの世界を捜せば幾らでも有る」
「どおゆうことですか?」
純夏が聞く、俺もそれは知りたい、何でもフェイトさんとゼロさんはこの世界に来る前の時期が違うらしい。
「俺が最初に言ったことを覚えてるか」
ゼロさんの言葉に全員が頷く
「兄貴は旧世代の遺産と呼ばれる古代人達が残したロストテクノロジーの兵器群を相手にしてその後消息を絶った」
「それって…」
純夏と俺がフェイトさんを凝視する。
お互い同じ考えらしい、多分その時にフェイトさんは世界を渡ったんだ。
「そして、その半年後に俺は遺産の一部の兵器生産プラントを破壊して、そこから数ヵ月後…と言っても感覚的に言えばついさっきだな、ある敵と戦っていたがその時にここに来たという事になる」
そこでいったん言葉を区切り、こっちに向かって再度話す。
「解るか、この旧世代の遺産による攻撃で半年で世界中の人口は激減した。ヘタをすればこの世界も同じことになるんじゃないのか」
確かに、もしかしたらその世界の因果がこっちにも来てしまうかも知れない…でも
「その点に関しては問題無いらしいぞ、ゼロ」
「どいうことだ?」
フェイトさんがその可能性を否定、俺もそれについて話す。
「この世界は人口はすでに10億人近くまで減っているからです」
「だから今更なんだ」
ゼロさん達が考え込む
「如何するのゼロ?」
「決めるのはお前だ、俺たちはそれに従う、な~に数ヶ月前のあの時と同じだ」
「・・・・・・・・・・・・・・・・」
全員がゼロさんを見る。
そして
「はぁ、どうせ今の状況で選択肢は無い、ならここに一緒に居る全員で行動した方が得策だ」
<SIDE:ジナイーダ>
森の中をひたすら歩く
方向感覚が定まらず、自分が今どのような道を移動しているのかもわからない。
飛ぶという選択肢は無かった。ここがどいう場所なのか解らないのにヘタに飛ぼうと思わない。
暫く歩き続けると前方から何かが現れた……あれはフォックスアイ!!
「ジャックどうしてお前がッ!」
『そお言うジナイーダどうして君も居るんだ? まさか旧友と再会するだけじゃなく君とも出会うとは』
旧友?
すると木々の向こうからもう一機のACが現れた・・・なッ!?
「モリ・カドル!? 如何して貴様も居るッ!」
『モリ・カドル? 誰だそれは、私はジノーヴィーという名だ』
ジノーヴィー!! 何故??
よく見れば肩のエンブレムが左右反転していた。
『ふむ、ジナイーダが混乱するのも無理はない』
「どいうことだジャック!?」
『落ち着け……む?』
「『!?』」
さらに木々の向こうからもう一機ACが現れた。
それは
『なっ、何故ジャック達がここに居る。それにモリ・カドル何故貴様もいる』
『だから誰だそのモリ・カドルというのは』
「エヴァンジェ・・・お前もか」
まさかジャック、ジノーヴィーに続きエヴァンジェとは、これであいつまで現れたら笑うどころか呆れる。
『取り敢えず、全員落ち着け』
ジャックの声で全員が黙りジャックに視線を向ける。
『まずは現状の把握だ、とりあえずここに現れるまでの各自の行動を振り返ってみよう。まず私からだ』
確かにこのままじゃ埒が明かない。
『私はジナイーダにインターネサインの破壊を頼み私はパルヴァライザーの撃破をした後、〔彼〕、ゼロに戦いを挑みそして死ぬはずだったが、何故かここに来ていたという訳だ』
ジャックの言葉を聞いて何処か違和感を感じた。
『次は私が答えよう』
次にエヴァンジェが話すがどこかジャックの言葉に納得していない様である。
『私はインターネサインを破壊しようとして、そこに現れたゼロと戦い負けた。』
バカな私がゼロと戦う前にそんなことをしていたとは思えない!?
『その後パルヴァライザーが現れて私はインターネサインの破壊を奴に任せてパルヴァライザーに挑んだ。結果パルヴァライザーを撃破したが最後にミスをして死ぬかと思ったが気が付けばここにいた』
やはりエヴァンジェの言葉もどこかおかしい
『次にジナイーダ君だ』
ジャックにそう言われて考えるのを止めて話す。
「私はジャックにパルヴァライザーの撃破を依頼されてパルヴァライザーを撃破した後、ゼロと最後の決着をつけようと戦い負けた。助からないと思っていたが目を覚まし気が付けばこんな所に居たわけだ」
『『なに!?』』
ジャックとエヴァンジェがそれぞれの話がおかしいと本格的に感じている。
『最後に私が話せばいいのか』
『いや、ジノーヴィーは必要無い』
ジャックが断る。
『何故だ』
声の質がどこか落ち込んでいるような気がする。
『ジノーヴィーに関しては恐らくフェイトとの戦闘で負けて気が付けば此処に居たと言う事だろう』
『うっ・・・・・』
図星らしい
『それで何か解ったのかジャック』
エヴァンジェが聞いてくる。私も気になる。
『そうだな、全員話を聞いてまず思ったのが、どうやら全員別の時間軸から此処に来て、そして私とエヴァンジェとジナイーダはそれぞれ同じ時間だが別々の結末を迎えてきたらしいと言う事ぐらいか』
その考えは納得できる。
あの短時間で私達三人を倒すことなど出来ないし死人がいるのも納得がいく。
『だが何故そうなったのか原因が解らない』
「『『・・・・・・・・・』』」
全員が沈黙する。
『取り敢えずこれから如何するのか決めよう』
ジノーヴィーがそう切り出す。
『そうだな賛成だ。現状が解らない以上迂闊に個別で動くの危険だ』
『同感だ』
ジャック、エヴァンジェも同意する。
正直いろいろ解らない以上私にも拒む理由が無い。
「しかたがない」
そうして私たち四人は固まって行動したのだが、
一日以上迷子になって森をさまよい歩いた。
正直お腹がすいた。
後書き
1章五羽終了
ごめんなさい!!
前回の後書きで戦闘までいくって書いたのに戦闘までいけなくて本気でごめんなさいっ。
じゃあ長く書けば良いじゃんと思うでしょうが自分では無理ですのでご了承ください。
次こそ、次こそは絶対に戦闘を書きます。
それとジノーヴィーが弄られていますが気にしないでください、ただの遊びです。
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