新たな力

 

<SIDE:武>

 

「それじゃぁ、まずは・・・」

フェイトさんはアーマード・コアとでかい倉庫らしき物を見比べて

「よっし、何でか知らんが、取り敢えずまずはACをすぐ傍のガレージに入れることから始めよう」

フェイトさんは傍のガレージまで行って、何かをする。

少ししてガレージの扉が開く

「それじゃシロガネ、ACに乗れ」

「いや、あの、フェイトさんが着ているやつ着なくいいんですか?」

「別に激しく動くわけじゃないんだしいらんだろ」

とりあえずアーマード・コアのコクピットのあたりまで登ってみる。

「それで、どうすればいいんですかっ」

「とりあずシートに座れ、そこから無線で指示を出す」

シートに座る。

中はさまざまな計器類がある。

やはり戦術機とは違う、唯一似ているとすれば、レバーや足元のペダルぐらい。

『シロガネ、まずは右上の赤いボタンを押せ』

「はい」

赤いボタンを押す

するとコクピットが収納される。

『次にシステムを立ち上げる。で、右のレバーの近くになんか落ちてないか?』

なんか、なんか、これか?よく分かんない鍵のようなものが落ちてる。

「有りました」

『それじゃ、それを傍にそれを挿す所が有るから挿せ』

挿す。

すると機械音を上げながらモニターや計器類に光が点る。

[メインシステムを起動します]

「うわっ!」

機体が立ち上がりながら急に喋りだした!!

『ACにはパーツによって差が有るがAIを積んでいる。いろいろ便利だろ』

AIって戦術機よりもスゲェな

『んじゃ、パイロットの登録をするか』

「パイロットの登録?」

『ああ、ACはそいつ専用の機体だからな、なのに他のやつに奪われたりしたら目も当てられん。だからシロガネが使えるように登録する必要がある。』

それは確かにな、自分の愛機を勝手に奪われたりしたら堪ったもんじゃない。

『それで目の前に端末があるだろ』

「はい、有ります」

『それで目の前のディスプレイに今さまざまな項目が映し出されてるから、その中からオプションを選べ』

オプションを選ぶ

『んで、パイロットデータ書き換えを選択して必要事項を入力、解らなきゃAIに聞くんだ』

え~と、データの書き換えっと、ん?

「フェイトさん」

『どうした』

「あの、一部のデータを引き継ぎますかって出たんですけど」

『引き継いで構わない、その方が楽だしな』

引継ぎをしてパイロットデータ入力、ん?機体名を入力してくださいっか

「ん~フェイトさん、機体の名前はどうしましょう?」

『出来れば元の名前にしてくれると嬉しい』

そりゃそうだよな、今まで乗ってた機体なんだし愛着が沸くのは当然か

「なんて名前なんですか?こいつ」

『ホワイトセラフ』

ホワイトセラフ、白き天使か

[入力完了]

AIの音声と共にモニターにはOKの文字

『終わったか?』

「終わりました。次はどうすればいいんですか?」

どうやら自分でも思ったより興奮してるな、期待半分、早く動かしたいって気持ち半分ほど

『慌てるな、じゃぁ、歩かしてガレージに入れてくれ、歩かし方なんかは言わなくても解るだろ?』

「多分、大丈夫です」

フットペダルを軽く踏み込む―機体が歩き出す。

「うおっ、すげぇ、歩き出した歩き出した」

動き出して興奮する。

『当たり前だ』

フェイトさんも俺も苦笑しながらガレージに移動させる。

 

ホワイトセラフから降りる。

「ふうっ」

「どうだった?タケルちゃん」

純夏が近づいてきて感想を聞いてくる。

「う~ん、まだ歩かしただけだからよくわかんねえよ」

「ふ~ん」

「それで、フェイトさんは?」

「着替えとタケルちゃん用にパイロットスーツ持って来るって」

「そっか」

ガレージ内をよく見渡す。

いろんな物が有るなー

暫くしてフェイトさんが来た。

服装はジーパンにタンクトップとジャケットを肩に掛ける様にしている。

脇に抱えているのがパイロットスーツなんだろう、手にもヘルメットを持っている。

「遅かったですね」

俺がそう聞くと顔を少し歪ましながら

「ああ、身体を動かすのが辛くてな着替えるのに手間取った」

「大丈夫なんですか?」

「なにこれくらい問題ない」

純夏が心配して聞くがフェイトさんは大丈夫と言う、まあ本人が大丈夫なら大丈夫なんだろう。

「シロガネ、俺の予備のパイロットスーツだ」

フェイトさんにパイロットスーツを渡された。

着てみる。が

「ちょっとタケルちゃん行き成り脱がないでよっ!!」

「エンデバーーーーーグ」

「すごいな!? 人が10メートル以上殴り飛ばされる光景なんてはじめて見た」

その感想はどうかと思いますよフェイトさん

久しぶりの「どりるみるきーぱんち」を喰らって意識が飛びかけながらそう思った。

 

ホワイトセラフの足元に隠れながら着替えたが・・・

「ぶかぶか」

スーツのサイズが合っていない

「シロガネ右手首のところにパッド見たいのがあるだろ、それを弄ってみろ」

右の手首に有るパッドを弄ってみる。

「おっ」

小さく空気が抜けるような音と共にスーツが身体にぴったりとフィットする。

へ~衛士の強化装備とはやっぱ違うな、あっちは全身タイツみたいな感じだからな~

少し身体を動かしてみるが全然問題なし

「スーツの細かい説明いるか?」

「あ、お願いします」

「簡単に言うとだ、そのスーツはあらゆる状況に対応できるために、対高G及び対衝撃、耐熱、防弾、防刃、対爆などなどだな、正直それ一着だけでもかなり高いからな」

純夏も体のあちこっちを触ってみる。

「洗濯が大変そうだね、タケルちゃん汗とかで汚したダメだよ」

うっさい

フェイトさんがケーブルを持って近づいてくる。

「シロガネ、これら全部を今から言う箇所に繋いでくれ」

どこから繋がっているか辿って見ると、アーマード・コアの傍に一つの端末に繋がっていた。

 

指定された箇所―頭部、胴体、両腕、足―にケーブルを繋ぐ

ヘルメットを被ってシートに座り、さっきと同じように起動する。

『じゃあ、シロガネ、VRを起動させるぞ』

「VR?」

『バーチャルルームの略だ』

なるほど、戦術機のシミュレータみたいなもんか

さあ、おまえの力を見させてもらうぞ!

 

 

後書き

第三羽終了ですが、本来ならシミュレータでテスト先生との戦闘まで行きたかったんですけど、長文は自分の力量じゃまだまだ無理ですのでこのくらいにしときました。

あとACのコクピットやパイロットスーツ等に関しては作者の考えの下あんな感じになりました。

設定とか資料があんまり無いから仕方ないですよね?

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