避難民のキャンプがBETAの襲撃に会い、そこから脱出した武と純夏
今二人がいる場所は京都
京都は旧首都であったが1998年にBETAが北九州に上陸して九州・四国・中国・近畿は一週間で壊滅、特に京都は日本の首都で、また数多くの文化遺産もあり、そのときの戦いは熾烈を極めた。が、奮戦虚しく京都は陥落し新しい首都を東京としている。
<SIDE:武>
崩壊した京都の町並みを適当に軍用車のジープで走らせている。
「おい、純夏本当にここに何かあるのか?」
純夏は合成のパンを食べながら答える。
「もぐもぐ、ぅん、ここで間違いないはずだよ、タケルちゃんは霊地や龍脈って知ってる?」
「ん~なんかで聞いたことあるがそれがなんに関係あるんだ」
「京都はね、そいうのが集まった土地なんだよ、それが戦争で今ここはすごく不安定になってるの」
「で?」
「たぶんここにいるはずなんだけど・・・」
「だから何が」
「見つかれば解るよ」
「見つからなかったら?」
「その場合次の候補が樹海かな」
「なんでだ?」
「樹海も、ものすごく不安定な場所だからだよ」
純夏が何を言いたいのかさっぱり解らん
ガソリンのメータを見る。まだ十分にある。
京都に来る途中、放棄された帝国軍の基地からガソリンと食料その他雑貨などの必要なもの、そしてBETAに遭遇した時の為の武器、けど戦術機も無しにこんなの申し訳程度にしかならない。正直道中BETAにも帝国軍にも見つから無かったのは運がいい。
そのまま車を走らせる。
取り敢えず今はBETAに出会わないことを祈るばかりだ。
比叡山の麓近くにそいつはいた。
片膝を付き
そいつはまるで天使のように純白でどこか神秘的にすら思える。
だがそいつは戦術機のような無骨さも持っていた。
事実そいつの右手には巨大な銃が握られ、左手にはよく解らない物が付けられている。背中には推進器のようなもの、肩の部分にもよく解らない物が付いている。
これが何なのか全く解らない、
でも一つだけ言える。
「これは戦術機じゃない」と
では何なのかと思う、純夏の方に向いて聞いてみた。
「純夏これは・・・?」
純夏は目の前の謎の戦術機らしき物を見上げ
「これがあの人の言っていた。ARMORED CORE」
純夏がそう呟いた。
「あーまーど・こあ?」
「うん、そうだよ」
なんだそれ?意味が解らん・・・・・・あっそう言えば俺の(実際俺自身の記憶じゃないが)記憶の中で純夏がなんかを呼び寄せたって言てったっけ
考えている内にもう一つ気がついた。
そのアーマード・コアの隣にはでっかい倉庫見たいのが有った。
と、俺たちがぼーっとしていると、アーマード・コアの胴体の部分がせり出してきた。
とっさに純夏を庇うように前に出る。
強化装備のような物を着て頭を覆うヘルメットを着けた一人の人間が出てくる。
そいつはあたりを見渡すと急に
「お、おいっ」
急にコクピットから落ちた。
急いで傍に駆けつけヘルメットを外す。
ヘルメットの下は髪と肌が両方とも白い色をした男だが、今はその顔が青白い、あまり良くない状態だ。
純夏も急いで傍に来た
「おいっあんた!」
「タケルちゃんっ」
「急いで手当てをしないと拙い」
もしかしたら目の前にある倉庫に医療器具があるかもしれないがどう弄れば解らないからやめた方がよさそうだ。
しかたない
「純夏っ急いで車から水とタオルあと毛布を」
「うんっ」
純夏が急いで車に向かう
「ぐっ・・・・・かぁっは」
「なっ!、おいっ大丈夫かっ!?」
「・・・・・・・・・・うっぐ」
男は目を開いたかと思うとまた目を閉じた。
「くそ、なんなんだよ」
そう毒づきながら目の前の『アーマード・コア』と呼ばれる機体を見上げる。
「それで純夏、どおゆう事か説明してくれ」
「うん」
男――純夏の話ではフェイトと言う名前らしい――を簡単な治療をして純夏に説明をしてもらう。
「取り敢えず純夏、この人に何を言ってここに呼び寄せたんだ」
「う~ん、簡単に言うと私達の世界を助けてくださいって」
「はっ」
「だから私達の世界を助けてくださいって依頼したんだよ」
「依頼?」
「うん、フェイトさんは傭兵なんだって」
「お前バカだろ」
「むっなんでだよ」
「あのな、純夏、お前報酬は何を支払うつもりなんだ?」
「え」
「だから報酬だよ報酬、傭兵なんだろ、だったら報酬を支払わなきゃいけないんじゃないのか?」
「あっそれなら大丈夫だよ、報酬は世界の平和が手に入る。って言ったらOKって言ってくれたよっ」
は~~~~~このバカは
「あのな純夏お前やっぱ、お~~バカだろ」
「バカとは何だよバカとはっ」
「あのな、どこの世界に世界が平和になるって言って仕事を請ける物好きな奴がいる!!」
「じゃあ俺はとんでもない物好きなんだな」
「「えっ」」
第三者の声がいきなり聞こえ、すぐにその声を発した人物を見る。
「まあ、伊達や酔狂で彼女の依頼を請けた訳じゃないがな」
「起きて大丈夫なんですか?」
声を発した人物―フェイトさんが額の濡れタオルを取り、苦笑しながら言う
「ああ、なんとかな・・・ただ」
「ただ?」
「そっちの事情はその子に聞いているからある程度は知っているが、問題は俺自身だ」
「どいうことですか?」
純夏が不安げな表情と声で聞く、俺の方も気になる。
「実は俺がここに現れる前に俺はある依頼を受けていた。その時、俺はある力を使った。その代償で、少し確認してみたが、どうも身体の方にかなり負荷が掛かってる。恐らくまともな戦闘は無理だろう」
「そんな・・・」
純夏が落胆の声を出す。
それはそうだろう自分が呼び寄せた人がまともに戦うこともまま成らないんじゃぁショックだろう。
「悲観するのは早い」
「「え」」
「シロガネって言ったか」
「えっあ、はい」
突然指名される俺、なんだ?・・・・・まさか!
「君が俺の機体に乗って戦うといい」
やっぱり
「でも、大丈夫なんですか?この世界にも人型の戦闘兵器は有りますよ」
純夏の疑問は当然だろう。アーマード・コアの力がどの程度か分からないのに安易に頷けない。
「なら試してみるといい、実際にシロガネ、君が乗って」
「マジですか」
俺はそう問いかける。
「マジだ、それに性能は保証する。この世界のどんな兵器よりも優れているということを」
フェイトさんは真剣な表情で答える。
だから俺は
「分かりました。あなたの機体に『アーマード・コア』に乗らせてもらいます」
後書き
遂にオルタの世界にACが登場、他のレイヴン達も順次登場します。
さあ、武はACの力を存分に堪能できるのか?
まて次回!?(笑)
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