ジャック・O

 

サークシティ地下部、そこに一機のACがいた。

AC名フォックスアイ、レイヴンであり武装組織「バーテックス」の指導者、ジャック・Oの乗機

彼は地下の施設で『パルヴァライザー』と戦闘をしていた。左腕部の肘から下を斬り落とされるも撃破に成功。

そして今、此処である人物が来るのを待っている。

「ゼロ」という名のレイヴンを待っている。

半年前の特攻兵器襲来前、トップランカーであるジノーヴィーを倒し、旧世代の遺産の前に一人で挑んだ、レイヴン「フェイト」の実の弟

聞けばそのゼロは、アークの開催したアリーナでトップになった事もあるほどの実力者らしい。

そして彼は彼女と同じ

 

『ドミナント』

 

の可能性がある。

 

<SIDE:ジャック・O>

 

目の前の扉が開いて一機のACが現れる。

その機体は蒼色で武装は右手・ハンドレールガン、左手・あれは確か「NIX」と呼ばれたマシンガン、左肩右肩・7発マイクロミサイル、エクステンション・連動マイクロミサイルとそれなりの高火力である。

だがこちらも重装甲の機体早々にやられる気は無い。

私は彼に万感の思いをこめて言葉を発する。

「遅かったじゃないか」

フォックスアイを立ち上げながら喋る。

「目的はすでに果たしたよ、彼女がな。全ては私のシナリオ通り、残るは憎まれ役の幕引きのみ、私が生きた証を・・・レイヴンとしての生きた証を最後に残させてくれ」

[メインシステム、戦闘モードに移行します]

フォックスアイの準備が出来、向こうもいつでも臨戦態勢だった。

すぐさまオーバードブーストを起動し横に移動する――直後相手からレールガンが発射される。

コンクリートの地面にクレーターが出来る。

「本気を出せ、真の実力をこの私に見せてみろ」

マシンガンとミサイルの大群が迫る。

ミサイルをインサイドに有るデコイで防ぐマシンガンは気にしない。

「そうだ、私はレイヴンだ、それ以上でも以下でもない」

両肩兵器の垂直ミサイルとエクステンションの連動ミサイルを起動・発射

迎撃装備の無いその機体でどう避ける?

「ほう」

驚いた。まさか垂直ミサイルと連動ミサイルの真ん中を通るとは、だが

「格好の的だぞ! それでは」

右腕のハイ・レーザーライフルを撃つが

「あれも避けるか!」

レーザーを空中で右に避ける。

『読めるさ、それくらい』

そしてすぐさまミサイルとマシンガンの嵐が降り注ぐ

「くっ此処で無様な姿を晒す訳にはいかない!」

デコイを展開し、そのままオーバードブーストを発動して相手に突進する。

『グッ』

「くっ」

突進した勢いで相手は倒れる。当然だこちらは重量級向こうは中量級なのだから。

少し後退して、ハイ・レーザーライフルを撃つが、向こうはマシンガンを投げる

空中でレーザーとマシンガンが接触し爆発を起こす――マシンガンの弾が花火のように散らばる。

またミサイルを放つ、辺りは更なる爆炎に包まれる。

まさか私が勝利したのだろうか?

いや、何か聞こえる。これは・・・

「レールガンか!」

すぐさま回避行動をとるも、脚部に被弾

[脚部破損、バランサーが安定しません]

「ねらったのかっ!」

正面を向いたそのとき、爆煙を突き破って頭部の赤いカメラの光と共に左手に装備されていたのは、

「レーザーブレード、くっまずい」

フォックスアイは近距離戦は想定されていなく近距離での戦闘は圧倒的に不利だった。

水色の光が迫る。それを何とかいなすが

『カーテンホールだジャック・O』

カーテンホール(閉幕)確かに

至近距離から相手のマイクロミサイルが大量に迫る。

回避は不能

「これで全てが終るのか……」

迫り来るミサイルの嵐を目にしながらそのような言葉が出てくる。

フォックスアイは全弾命中

もう戦うことも動かすことも出来ない。

2機は再び正面から向き合う。

勝者と敗者として

「礼を言う・・・・・」

その言葉には全てがこもっていた。

フォックスアイは崩れ落ちる。

だが

『!?』

突如フォックスアイを覆う光

これは?

光が私を、フォックスアイを覆う

そして徐々に私の意識も薄れていく。

 

 

後書き

 

ラストレイヴンに突入し、弱王召喚される。(笑)

ちなみにジャックのミッション時の台詞も少しくらいですがうろ覚えです。すみません。

なお、このジャックもジノーヴィーと一緒でゲーム中は弱いですが、ここではほんの少し修正されます。じゃなきゃぁやってられませんよ。(マテ

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